完成と完全って自分にとってどういうイメージか、考えてみた

2007年04月08日 02:03

完成は ひとつの頂点に達すること
 
    たとえば死   たとえば生  

    それぞれの道のENDライン

    白い一本の紐  行き停まる道  山の頂




完全は ひとつの輪

    死生を越えてなおも回る

    一は全  全は一に

    完結のない(結び目の無い)もの

    何事でも受け入れる 丸い穴の入り口

たんじょうび

2007年04月08日 02:05

ろうそくを吹き消したら 炎の向こう側まで消えそうで
消せなかったわたし
3回火をつけて  3回吹き消す小さな吐息
ねがいごとなど  考えていないんだろう小さな娘
炎の色に照らされ 光ってみえる緋色の瞳


ねがうものは  信じるものは   なんですか?


星は歌う 夜の砂漠
無力だと嘆くより  非力だと自分を謳いたい
全てを受け入れよう、この日に

BIRD EYES ボクは鳥になりたい

2007年04月08日 02:06

ボクはずっと鳥になりたいと思っていた。

明け方から夜が迫るまで   人のウタを下に聞き

風の音に耳を澄ませながら

白い鳥になりたかった。





ボクはずっと思っていた。

なぜこんなにもボクは闇を恐れるのか。

一人を望みながら 一人を恐れるのか。

触れてはならないはずもなかった、

ボク自身のカラダに 触れてはならないはずもなかった。



ボクは恐れる   ・・・つまりは『自身』を。






ボクは誰からも解き放たれ 自由になりたかった。

白い翼でありたいこの手に 傷つけるための爪を携え

寂しさに誰かを乞うとする腕で  誰かを傷つけてしまうなら。




空を見上げる  空を睨む。 

翼のカタチに心を広げる。

誰も傷つかないでと ささやきながら

おとぎばなし

2007年04月08日 02:25

グリム童話だったかな・・・・・・。




旅人が、たどり着いた村で いくばくかのお金を払うと

杭を打って回った範囲内が 自分の土地にできると教えられる。

杭を打つ時間は、 朝日が昇ってから

夕日の沈む時間まで。

旅人は村長にお金を払うと、

自分の土地を求めて 夜明けと同時に丘を登る。

丘を登ると向こうの丘までは肥沃な土地が広がる。

旅人は足を進める。

次の丘の向こうまで・・・と思い、 丘の頂上に立つ。

二番目の丘の頂上の向こうには

さらに肥沃で美しい土地が広がる。

旅人は杭を打ちながら 心がはやる。

さらに次の丘の頂上に立つと、

その向こうには 緑あふれる土地が風に揺れている。

この土地がわたしのものになるのだ。 この土地全てが。


行っても行っても 緑豊かな土地は広がり

気づくまで旅人は杭を打ちながら、ずいぶん遠くまで歩いている。

蜂蜜色の夕焼け。

はっと我に返った旅人は、 村長の待つ出発点まで走る。

『夕日が落ちるまでのお約束ですからね』 

早く戻らなければ 全てを失ってしまう。

思わぬ遠くまで欲を張ったことに 旅人は後悔しながら。

走る。



夕日が落ちたあと、 旅人は村長の足元近くへ転がり込んだ

『もう少しだったのに、残念でしたね』

旅人は村長の声を遠くに聞きながら

自分の払ったお金と 美しい土地と 命を失ったことに気づく。





求めすぎて失い、

それでも求めてしまうヒトの心と 命のはかなさ。

   ・・・そういう話。

僕の魂は金魚鉢の中を泳ぐ (タイトルだけ)

2007年04月12日 00:49

生キテイテモイイノダ
セカイヨ、キミヨ
生キテイテモイイノダ
セカイヲ括ル果テヨ、キミヲ縛ルボクヨ

モシモ キミガ
印・ヒトツ残サズ 消エテシマウコトガアレバ
風ハ消エテナクナロウ
花ハ 枯レテ地ベタニ伏スダロウ

ボクノ小サナセカイハ
キミトイウ金魚鉢ノナカデ 廻ッテイル 

イキテイテモイイノダ
アラカジメ 作ラレタセカイノナカデ



おもいで

2007年04月19日 23:11

小学校の頃、理科の先生が自分の心音を聞かせてくれた。

無論、健康体の人の心音はテレコなどで録れるはずも無く。
彼はペースメーカーを入れている人だった。

『僕の胸の音が聞こえるかい?』 
そういいながら彼は耳を澄ます子どもらの目を覗き込んでいた。
カサ、カサ、カサ、 と紙がささやくような規則的な音が 
わたしが生まれてはじめて聞いた『イノチの音』だった。

わたしはふと思いつき、飛び上がるように立つと先生に聞いた。

「せんせい、せんせいのむねがキカイなら
 せんせいはいつ死ぬの?」

先生は無礼きわまる質問にも関わらず、
その痩せた背筋を伸ばしていたと思う。

『そうだね。
 僕の耳に心臓の音がしなくなったとき、
 僕は死ぬんだと思うよ』

・・・彼は静かに笑っていた、 と記憶している。


かわりにしんでくれるひとがいないので
わたしはじぶんでしなねばならない
だれのほねでもない
わたしはわたしのほねになる
かなしみ
かわのながれ
ひとびとのおしゃべり
あさつゆにぬれたくものす
そのどれひとつとして
わたしはたずさえてゆくことができない
せめてすきなうただけは
きこえていてはくれぬだろうか
わたしのほねのみみに




詩 谷川俊太郎
「クレーの絵本」より「死と炎」

5月12日

2007年05月12日 02:47

わたしに語りかけてくれるすべての人に
生まれてくれてありがとう。

わたしはとり

2007年07月23日 21:14

わたしは海をわたる一羽のとり
風をうけて高く 波をうけて低く
わたしは海をこえていく一羽のとり

海にながれる流木に 
身をよせてつばさをつくろうとき
ふとわれにかえる
「わたしはなぜ飛ぶのだろう」

海をわたろうと生まれついたのではないのに
鳥になろうと 生まれついたのではないのに

太陽が西にかげり このはねは急かされる

だれもがこの海をわたるのだ
だれの前にもこの海は広がっているのだ

このはねは 行くさきを知らないけれども
あてのない海の向こうへ 
わたしは今日もわたっていく

こえるためにわたって行く

旧字変換支援でためしがき

2007年07月23日 21:36

http://blogs.yahoo.co.jp/adankadan/12638132.html
阿檀さんのお宅の『yahoo檢索の順位が逆轉』という記事で。
わたしは暗黒日記とかまったくご存知でないのだけれど 
その内容に添えた
http://yasuda.homeip.net/misima/misima.html
旧仮名遣い・旧字変換支援に目が釘付け!
以前 旧仮名遣いをなんとなく使いたくて 
結局挫折していたものを支援してもらうことになったw。

きゃう〜〜〜〜!(喜)
以下、二作品を したゝめなほしてみるテストww
※2箇所ほど変換できなかったのは『戻して』と『縁』でした。



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闇に住まうもの

2007年07月23日 21:46

わたしを照らしてください
闇に住まうもの その名は ひかり

あなたを照らしながらわたしはとまどう
あなたに生まれるいくつもの影のかたちに
神様、どうかわたしにすべてを満たせる術を与えてください

わたしが昨日の向こうに倒れこんでいるあいだ、
ひととき静けさは訪れる
無明の海は 影をも抱いてやさしく凪いでいる
すべてを照らせるようで 必ずすべてに闇を科す
自らを照らせない その名は ひかり

わたしはひかりなどではない

声を嗄らしだれかを呼ぶ
遠ざけたはずのたましいの半分を
その名前がなんだったか とうに忘れているのに
チグリスとユーフラテスの湿原の端に立ち
遠い時間だれかを呼びつづけている

自らを燃やしながら欲しがるものはひとつ
満たすことができないなら自らを奪い去る赦しをください

闇に住まうもの その名は ひかり