Beautiful World

2008年08月31日 06:45

貧弱な肉体の情けなさから、手繰り寄せたいシャツの袖を、君の背中が「何一つ纏うな」と言うなら、纏わずにそのままの自分で立とう。
君の側で眠りたいだけ。少しこっち向いてくれると、うれしいな。

すべてを差し出してなにも持たないはずのボクだったけど、まだ心は出していなかったね。
醜い心さえ差し出すほど君はボクに価値ある人。世界にとって君は価値ある人。
ボクは君の血肉になろう。

アイシテル、なんて言わないよ。
もしかしたら君を貪り食ってしまうかもしれないからね、でもそれまでは。今だけは。
君の側で眠らせて。

ボクらはきっと、肉体を捨てるために生まれてきたんだ。
捨てて何かになれるのかな?…わからない。 でも君がいれば何も要らない。
溶けるように眠りたい。

もしも願い一つだけ
叶うなら 
君の側で眠らせて どんな場所でもいいよ          宇多田ヒカル「Beautiful World」


エヴァンゲリオンを知らない。宇多田ヒカルを聴きながらその世界を妄想する。
鳥が低空で波打ち際を飛ぶような、そんなスピード感や陽射し、世界のぬるくて生臭いにおいを書き表したいのに、私の文はもたもたする。

世界は美しいというけれど、生きているからこそそう感じられるのだ。自分の屍で孵っていくうじを、屍の元の主が美しいと感じることはない。黙って命の順番を変わるだけ。


「頭のうちどころが悪かった熊の話」 安藤みきえ著 を子どものために買う。

 自分の目でしか見えないんだよ。
 「なにがホントかなんて、だれにもわかりっこないじゃないか。
 でもわかっているのは、ぼくの世界ではぼくが王様ってこと。ほら、その証拠に……」
 ハテは目をぎゅっとつむった。
 「ぼくが目をつむりさえすれば、世界はなくなる」       池の中の王様



世界は脆くて壊れやすい。醜く老いて、時々ルール違反で若い命が先に消えるけれど、それでも美しい。

真空の夜

2008年08月22日 05:22

ひとの言葉に自分の言葉を重ねたら、いけないんだよ。
いけないんだよ。それってひとの気を悪くすることじゃないか。
何度も繰り返す。忘れて繰り返す。何度も。

さびしくて手をあげたら 誰かの手に触れた。
それもやっぱり悪いんだと思う。

血が止まらない。
こんなにおいのわたしは嫌だ。
朝日が一滴の汚れさえ無くなるほど強く世界を照らし、陰影を際立たせ、生きるものすべて蒸発させるならいいのに。
まるで月に登る太陽のように。

今日は

2008年08月20日 01:41

二時間残業して帰宅した。ムスメがおコメを研いでご飯を炊いて待っていてくれた。
夕食は唐揚げ、豆腐とおあげさんの味噌汁、野菜サラダ、ちょっと餃子を焼いたり。

目がピン、と覚めるようなことがあって。
ピンピンと張り詰めた弦のように鳴っていたらきれいな言葉に出会った。
好きな人の手に自分の手をそっと重ねるように自分の言葉を重ねる。
振り払われたら悲しいけれど、現実のわたしは人の手を握るタイプではないけれど。

そっと消えないように言葉を重ねた。

風に舞う空蝉の声ひと夏の いのちとあるも生きてゆかしむ
                     ※下の句が拙作

魔法の呪文は「らみぱすらみぱす、るるるるる」だった。(爆)
呪文を間違えたけれど、消えないでいて欲しいと思う、豊かな自然。豊かな人の心。
心が生み出す言葉の風の なんて生にあふれ死に満ち、お互いを謳いあうつむじ風のようなその姿。

最近ちょっと調子が良くて

2008年08月17日 01:57

「復活〜♪」と思っていましたが。
昼間、隙があると眠っていたからですね、そうですね。

子どもの思い出作りというのは半端なく大変な事業で、子に対しての人間投資と言うより、自分がこの先極楽浄土へ行くための苦行のひとつかと……勘違いしてしまうのは、何故?

具体的にプールに行ったり、炎天下を日焼け予防に全力を尽くしながらじっと耐えたりするのはとても体力を使うとわかった。ハンギョドン……もとい、半病人ができる技ではないと思う。
そうわかったのはこの一週間、愛するというか「愛せよ」と半ば命じられている女王さまたちのために必死でお仕えしていたからに他ならない。
彼女達のペースにあわせて暮らすのは、やはり体力的にも小学生並みの強靭さが欲しい。いや、小学生ってなかなか侮れない。今のわたしにクロール25mは無理。北島って尊敬(話が段々逸れる)

そんなこんなで、最近昼間に運転していると眠くって挙動不審になる。
夫が運転するならしめたもので、ちょっとした買い物でも眠っている。
まあ、いいけど。
来週からは仕事だし、昼間寝るのはやめとかなきゃ、です。
自分都合で後半はぶった切って倉庫にしまいました。小さい脳みそで水槽の外を考え中。

休暇中

2008年08月14日 21:34

一週間近く雷が鳴る日が続いて、天気は安定しなかった。

この一週間のうちにプールに行けたのが今日を入れて二回。
先日、雷雨の間隙を縫って出かけたプールはとてもスリリングだった。
特に雨の匂いがどうやら嗅ぎ取れるらしいわたしは、ムスメ達の中で株をあげたようだ。(ホントかよ)

「十分で移動し終わって!もうじき雨が降る」
と 言ったとおり、駆け足で駐車場の入口にたどり着くとスコールのような雨が降ってきた。
プールへの長い上り坂を、孫の浮き輪だろうか幾つも抱えた壮年の男性が行き違ったけれど、あの人ずぶ濡れだろうな。。。
ほとんど濡れずに車中に滑り込んだわたし達は、すれ違った見知らぬ人たちのことを案じた。
案じてもどうしようもないんだけれど。
「雨が降るからプールはお辞めになったら」……なんてお節介だし、不気味だろうな。
……

昨日は夕方近くに雲が消えたので夜の散歩にいくことになった。

紅い提灯
提灯、というかランタンというか。紅い光が公園をほんのり照らす。
道行く人の顔がその色のせいか、ほころぶように笑って見える。
わたしの住む町には幸運なことに(有料だけれど)とても手入れされて心地良い公園がある。普段は夜間に開放されることはないんだけれど、できれば夜解放してほしいと思う。

道行く人が揺れて見える、、、わたしが揺れてる?
この公園は、多くのボランティアと熱心な職員に支えられて、一年中深い芝生が園内に満ちていてね。歩き始めた子どももオトナも、お年よりも、いつの間にか素足になってふかふかと芝生の上を歩くんだ。
緩やかなバンクと小道。季節ごとに植え替えられる花。鳥が集まる木々。
特に。松林に囲まれているので朝早くや夜はとても薫り高い匂いがして。

月の宮殿とかいう名前がついてた場所

蝙蝠がびゅんびゅん夜空を飛んでいた。彼らも雷雨続きでお腹が空いてたらしい。
空を飛びかすめる気配に空を仰ぐと月の夜だった。
月光浴だぁ。
自分に羽があるのなら、目一杯伸ばして匂いのよい夜風にさらして乾かしてるだろう。


翌日の朝。――今朝のこと。庭で百合が咲いたよ。
誰が植えたかわからない、自生の百合

(セイタカアワダチソウだと思って軒並み抜こうとしてたのは秘密w)

2008年08月01日 02:50

                  今年の朝顔
                   いつまでもこの子の母でありたいと 
                            日射しのなかで握るててと手