2008年09月25日 02:45
先日、大阪に家族旅行に行きました。
旅行先の夜、希なる縁でOYAJIさんや阿檀さん、児島の仙人さん、ももんがさんとお会いすることになりました。わたしにとって初めての「オフ会」だったんですね。
どんな方々だったか、どんなお話をしたか、それぞれの方の記事をお読みになっていただくことにして。
とても嬉しく、心に残る出会いでした。
わたしがたとえばその夜のことを書くとしたら、「最後の握手」だと思いました。
この先の追記は、ひそりと書いてる自分の日記から出したものです。
【関連記事】
ブログ史上空前の前代未聞のオフ会(OYAJIさん)
ネットの魔法、会う魔法(阿檀さん)
ネットを通じて知り合えたという「縁」を大切にすること。〜OYAJIさんへの謝罪〜(児島の仙人さん)
←(愛しのももんがさん)
旅行先の夜、希なる縁でOYAJIさんや阿檀さん、児島の仙人さん、ももんがさんとお会いすることになりました。わたしにとって初めての「オフ会」だったんですね。
どんな方々だったか、どんなお話をしたか、それぞれの方の記事をお読みになっていただくことにして。
とても嬉しく、心に残る出会いでした。
わたしがたとえばその夜のことを書くとしたら、「最後の握手」だと思いました。
この先の追記は、ひそりと書いてる自分の日記から出したものです。
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←(愛しのももんがさん)
差し出した手を握り返してくれる手は、温かだった。
握り交わす手がちがうごとにその体温も違っていて、触れるたびに一瞬緊張する。
「ネットの人」という魔法が解けた瞬間だ。
「この人の思い出の中でわたしは生きる、たとえほんの少しの間でも。」
そんな風に、初めから大仰には考えなかった。けれどとても大胆な出会いには、すごく大上段から切り下ろすような、高慢な感想を持ちたくなった。
――うそうそ。
ほんのちょっとでもいい、覚えててほしい、って思ったんだ。
握る手のチカラが人を伝えてくる。わたしはどんな人に思われているのだろう。温かな人と思われているだろうか?狡猾なヤツだと思われているだろうか。
それとも空気の読めない愚鈍な輩だと思われて……?
何回かの握手が終わって、その人の手に触れた。少し冷たくてなめらかだった。
挨拶のための握手だと忘れて、わたしはその手に触れ続けた。
親指で何度もなぞる。子どもの髪をかきあげるのと同じ力加減で。
触れながらたくさんのことを一度に言いたくなった。
たくさんのことはわたしの親指から頼りなく抜け出て、ひとつも言葉として結べなかった。
ただ、ただ、なめらかな肌に触れていた。
オトコの人が女性を抱きしめたくなる瞬間ってこういうときだろうか?そんな莫迦なことを思いながら、オトコの人ににわかに変身したくなった。
抱き寄せたら、なんだかいけない気がした。一人で盛り上がってる気がして。それでも抑え切れなくて。
言葉は無力だ。人は無力だ。
会えるはずのない人と会い、触れて喜びを感じながら、そのときわたしは絶望と向き合うような気がしていた。
泣き声に喜びも悲しみも区別がつかないように。
普段キーボードを操る指先にその人を感じながら、通信している気がした。
かろうじて絶望より、感じる肌の暖かさや声の優しさが、わたしに幸せをくれた。
――抱きしめたかった。
会う魔法は、別れの魔法でもあった。
抑えきれない感情はなんだったのだろう?好感を超えて、郷愁でもなく感傷でもなく、刹那といえるほど快楽でもなく。振り返る今でもあのときの自分の心のありようが解けない。
下を向いて柔らかな指をなぞっていた。人と人との通信はそこから始まるのだろう。
あの温かさを忘れたくないと思う。
握り交わす手がちがうごとにその体温も違っていて、触れるたびに一瞬緊張する。
「ネットの人」という魔法が解けた瞬間だ。
「この人の思い出の中でわたしは生きる、たとえほんの少しの間でも。」
そんな風に、初めから大仰には考えなかった。けれどとても大胆な出会いには、すごく大上段から切り下ろすような、高慢な感想を持ちたくなった。
――うそうそ。
ほんのちょっとでもいい、覚えててほしい、って思ったんだ。
握る手のチカラが人を伝えてくる。わたしはどんな人に思われているのだろう。温かな人と思われているだろうか?狡猾なヤツだと思われているだろうか。
それとも空気の読めない愚鈍な輩だと思われて……?
何回かの握手が終わって、その人の手に触れた。少し冷たくてなめらかだった。
挨拶のための握手だと忘れて、わたしはその手に触れ続けた。
親指で何度もなぞる。子どもの髪をかきあげるのと同じ力加減で。
触れながらたくさんのことを一度に言いたくなった。
たくさんのことはわたしの親指から頼りなく抜け出て、ひとつも言葉として結べなかった。
ただ、ただ、なめらかな肌に触れていた。
オトコの人が女性を抱きしめたくなる瞬間ってこういうときだろうか?そんな莫迦なことを思いながら、オトコの人ににわかに変身したくなった。
抱き寄せたら、なんだかいけない気がした。一人で盛り上がってる気がして。それでも抑え切れなくて。
言葉は無力だ。人は無力だ。
会えるはずのない人と会い、触れて喜びを感じながら、そのときわたしは絶望と向き合うような気がしていた。
泣き声に喜びも悲しみも区別がつかないように。
普段キーボードを操る指先にその人を感じながら、通信している気がした。
かろうじて絶望より、感じる肌の暖かさや声の優しさが、わたしに幸せをくれた。
――抱きしめたかった。
会う魔法は、別れの魔法でもあった。
抑えきれない感情はなんだったのだろう?好感を超えて、郷愁でもなく感傷でもなく、刹那といえるほど快楽でもなく。振り返る今でもあのときの自分の心のありようが解けない。
下を向いて柔らかな指をなぞっていた。人と人との通信はそこから始まるのだろう。
あの温かさを忘れたくないと思う。



コメント
wildgander | URL | u8eUIoTU
絵と手
手の情景が浮かんできます。
勝手に好きなところを飛び回って
ひとつところに落ち着かないたちの私にとっては
未知の魔法。
優しい女性とドリームキャッチャーの絵を
想い出しました。
( 2008年09月25日 11:29 [編集] )
きむろみ | URL | w5curNNk
いらっしゃいませ。
お久しぶりです、wildganderさん。
ひとつところに落ち着かないたちなのですか?ふと、トーベ・ヤンソンのスナフキンを思い出しました。
旅人はよいまじないをたくさんもたらしてくれますね。wildganderさんからも^^。
また人から微笑んでもらえるような絵を描きたくなりました。言葉と同じで相変わらずの下手っぴいなのですけど。
( 2008年09月26日 02:20 [編集] )
wildgander | URL | u8eUIoTU
居場所
これだけ一つところに居ついているのは
私にとっては長いほうです^^;
すてきな作品、心待ちにしております。
( 2008年09月26日 08:37 [編集] )
きむろみ | URL | w5curNNk
なんだか嬉しくて突っ伏してしまいます。
wildganderさん、
ご遠慮なく。
冬と夏とで住み分けているのではないかと想像してしまいました。<一つところに居ついているのは
…うわぁ、素敵なプレッシャーをかけられたみたいです^_^;
水のインクさま^^、
了解しました。
ここは水に棲まうもののブログですので
( 2008年09月27日 08:07 [編集] )
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